さおりと出会ったのは年末の渋谷だった。忘れもしない12月31日のことだ。俺は暇だったので、渋谷でブラブラしていた。毎年渋谷のカウントダウンでは暇を持て余した若者たちが集まってくる。頭とお股のユルイオンナを探すのにはぴったりだった。6時ぐらいからハチ公前に陣取り、数時間周りを観察する。カップルや、騒ぎたいだけの若者達、外国人にTVカメラ。普段より多くの人がこの街にあふれている。俺が探すのはその盛り上がりからはみ出た子だ。ナンパ待ちとも違う、騒ぎたいというわけでもなく、ただ何となくやって来たそういう子。観察を続けていると数人浮かび上がってくる。その中の一人に目を付ける。しきりにケータイを弄っていて、ため息をついているオンナ。それが「さおり」だった。どうやら友達と一緒に過ごす予定だったそうだが、ドタキャンされてしまい、途方に暮れていたそうだ。かといって家で大晦日を過ごすのも癪だったので、ボーっとしていたのだという。なんとか言いくるめ、取りあえずその日は一緒に大晦日を過ごすことになった。適当に雑談をしているうちに12:00を迎えた。駅前は若者たちで溢れ、騒然としていたので、言葉巧みにラブホに連れ込んだ。さおりは着やせするタイプなのか、服を脱ぐとなかなかのカラダだった。そして何より目につくのがその肌の白さだ。カラダを堪能した後、俺は何の気なしに出演交渉をしていた。新年早々自分の仕事熱心さにあきれつつ、交渉しているとあっさり承諾してくれて、「お金もらえるんならいいよ。そのかわりさ、お兄さんまた会ってよ。」どうやら気に入られたうだ。だがしかし、ルールで出演した女と寝るのはご法度なのだ。会えばまたヤリたくなることだし、俺が次に彼女と会うのは画面ごしの再開となることだろう。画面の中で乱れる彼女を前に、あの日の思いつつ自分の股間に手を伸ばすことだろう。
出典:MGS動画